菓子山美里ブログ-MISATO KASHIYAMA Blog-

今回は
＝LUCKY第7話「LUCKY FATHER」＝
あらすじをご説明します。


101号室の夜間学校教師、
甘色 菓蜜（あまいろ　かみつ）が
宝寿幸祝 福（ほうじゅこい ふく）を
フェロモンで操り
黒江 萌（くろえ　もえ）を襲わせ
萌は本当の気持ちを福に言ってしまったため
「もう一緒にはいられない」と
アパート：コン・テ・パルティロを
出ていってしまいます。

そうとは知らず
前回の波澄に殴られたまま眠り続ける福。
そこへある男が萌とすれ違い様に訪ねてきます。
その男こそ
福の父：繁盛（はんじょう）でした。
（以下：福父と呼称）
福父は宝寿幸祝神社の神主で
息子の福に後を継がせるために
やって来たのです。

どうやら福は調子に乗ると
壁でもどこでも書き付けるクセがあるらしく
高校時代の憧れの先輩、
天岩 羽音（あまのいわ　はおと）から
「助けて」と電話をもらった時、
壁に駅名までしっかりと書いてしまい
父はそれを見て福を追ってきました。



駅前で占い師の輝座に居場所を教えられるも
道順を聞き忘れ
駅前の広場に座る女性に訪ねます。
しかしその女性、なんと
ハズミ不動産店主：波澄 揺（はずみ　ゆらぎ）に
そっくりな顔。



福父はハズミ不動産に到着しますが
相変わらず揺は福父の股間を見るや、
その爆乳で誘惑を開始。
その時、電話が鳴り
不審者がいるとの事で揺は
アパートへ向かいます。

それと入れ違いに駅の広場にいた
揺とそっくりの女性が店内に来て
福父に誘惑をはじめました。
彼女こそ
揺の妹：弾夢（はずむ）だったのです。



電話が弾夢のウソだとしって帰って来た揺。
福父を取り合いながら姉妹けんかを始めます。



福父は爆乳に揉まれ
とうとう「男の性（さが）」にガマンできなくなり
「俺は最低だぁあ！」と叫びながらも
二人を相手に3P合戦。

福父は
息子の福を勘当したのではなく
自分が妻を亡くしてから
「女に逃げっぱなし」のだらしなさで
福から義絶（縁切り）を宣言されていました。



波澄姉妹もまた
姉：揺が過去に看護婦であり、
妹：弾夢より病院内で
人気があった事を嫉妬し、
姉を越えようとずっと自分磨きの旅を続け
決着をつけるために帰ってきたのでした。

しかし姉を受け入れた弾夢は
今まで姉のようになろうとした結果、
自分を見失っていた事に気がつき
再び本当の自分磨きの旅に出ます。

福父も眠っている福と出会い
自分のあとを継がせる事をあきらめます。
そこでふと目に止まる
「萌のメガネ」。
そこには
驚愕の事実が隠されていました。



福父は福へ想いを残し故郷へ戻っていきます。
「幸運はすぐそばに『いる』！」と。

ーーーーーーー
今回登場の福父は
オヤジを描くのが好きな貴田にとっては
Gペンでガリガリかけるたまらない
壮快なキャラでした。

ラストで福父が
寝ている福に説教くさく（オヤジくさく）
語ります。
これも貴田の近頃の自戒というか
心構えのようなもので
描いていて自分に説教されている感覚も
ありました。

父がメガネを見て「！」となる事は
つまり萌と父は過去に
会っている（知っている）という事に
繋がります。
ストーリー上では語りませんが
小学校の同級生という事から
父兄参観等で出会っている可能性があります。

弾夢というキャラは7話を描くにあたり
創られたキャラで構想の中には
ありませんでしたが
姉：揺の
いつもホワァ～ンとして
すこしいい加減な大雑把キャラの性格の
裏にある本当の部分を引き出す事に
一役買ってくれた重要なキャラになりました。

髪型がショートなのですが
どこかあの剛○彩○さんに似ているのは
偶然の産物です。

7話ではヒロインの萌が
いきなり表紙で姿を消してしまいます。
ラストまで主人公の福も出てきません。
これは隔月という間が空く連載方式では
かなり冒険なのですが
あえて「まとめて話しを読んだ時の流れ」を
重視しました。

構想の一つとして
「群像劇」にしてみたいという事があり
7話の波澄姉妹、そして福父の存在は
今後の展開に大きく貢献してくれたと思います。

今回も長々と書いてしまいましたが
ご観覧頂き本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾
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10月18日発売予定です。
あと少しお街下さいね。